岩国・錦中央病院が4月から診療所に…岩国市議会が条例改正案を可決

岩国市議会2月定例会は21日、市立錦中央病院を来月から診療所化するための条例改正案などを可決し閉会しました。
これで、錦中央病院は病床を53から19に減らすなど来月1日から診療所として運営することになります。
岩国市は、錦町にある市立錦中央病院について医師不足などを理由に来月から診療所に転換する方針です。
病床を現在の53から19に減らし夜間・休日の救急外来の受付を停止する予定で市は診療所化に係る条例改正案を市議会に提出していました。
市議会定例会最終日では「住民説明会の開催が遅く市民の理解が十分に得られていない」などと議員1人が反対の立場で意見を述べました。
その後の採決で、賛成23、反対3の賛成多数で条例改正案が可決され錦中央病院は来月1日から錦中央診療所に転換することが決まりました。
病床の減少で転院が必要になる患者はいないということです。
入退院の支援をする地域連携室の看護師を増員して在宅医療のサポートを充実させるほか医師の確保についても今まで以上に努力していきたいとしています。
きょうはこのほか一般会計の総額が過去最大の824億円となる新年度予算案も賛成多数で可決されています。