海外からの観光客増加を目指して、台湾のwebマガジンの編集者を招いた観光体験ツアーが5日から下関市で行われています。

下関市内にある創業102年の「下関酒造」を訪ねたのは、日本の地方の情報を発信している台湾のwebマガジン「初耳」の編集長ら2人です。

2人はまず蔵の中を見学した後、日本酒の製造工程や日本酒の選び方などの説明を受けました。

続いて、4つのタイプの日本酒を試飲しながら自分好みにブレンドして、世界に1つだけの日本酒を作る体験をしました。

このツアーは、市の観光政策課が企画したもので、体験型の観光コンテンツを台湾で紹介してもらうことで、より多くの観光客を下関に呼び込み、滞在期間も長くしてもらおうというのが狙いです。

(「初耳」編集者・DAYDAYさん)
「台湾人はオリジナル、自分のためにみたいな感じのものが好きなんですよ。 けっこう珍しくて、（台湾でも）話題になりそうと思います」

(「初耳」編集長・小路輔さん)
「台湾人はおよそ2300万人いるんですけれども、のべ人数で去年は600万人以上が日本に来たので、すごく日本に、特に地方に注目していると思います」

このツアーは7日までの2泊3日で、招待された2人は、下関市内で10の観光コンテンツを体験することになっています。