×

金属バットで知人殴り殺害しようとした男に執行猶予付き判決

2023年9月27日 19:59
金属バットで知人殴り殺害しようとした男に執行猶予付き判決

去年、防府市で知人男性を金属バットで殴ったうえで海に転落させたとして、殺人未遂の罪に問われている男に対し山口地裁は27日懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、山口市の26歳の携帯電話販売員の男です。

判決などによりますと、被告は仕事でつながりのあった主犯格の男と共謀。(殺人未遂罪で起訴)
去年8月31日の午前2時ごろ、防府市の漁港で知人男性(当時31歳)を殺害しようと、頭などを金属バットで複数回殴ったうえ、夜の海中に転落させました。男性は、全治約1ヶ月の大ケガをしました。
27日の判決公判で山口地裁の安達拓・裁判長は、「犯行態様は、執拗で危険性が高く、悪質である」と指摘しました。

一方で、「被告は主犯格の男から頼まれて犯行に加わったもので、最初に男性を殴打したことを踏まえても、果たした役割を過大にみることはできない」などとして、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

検察側の求刑は、懲役5年でした。