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【山口天気 夕刊11/21】22日(水)を逃すと 小春日和はもう来ない!? 貴重な秋の陽気を大切に! 今週後半は急激に冬の寒さへ

2023年11月21日 18:31
【山口天気 夕刊11/21】22日(水)を逃すと 小春日和はもう来ない!? 貴重な秋の陽気を大切に! 今週後半は急激に冬の寒さへ
10日間予報

きょう21日(火)の山口県は、スッキリ快晴の天気が続きました。
朝は放射冷却の影響が強まり、徳佐で今シーズン、県内で初めての最低気温が0度未満となる「冬日」となったほか、豊田や須佐も今シーズン一番の厳しい底冷えとなりました。
その一方、昼間は日ざしとともに順調に気温が上がって、晩秋の心地よい陽気、「小春日和」となりました。

あす22日(水)にかけても引き続き、高気圧にシッカリと覆われる見込みで、西日本は非常に安定した天気が続きそうです。

朝は少々強い冷え込みの所が多くなりそうですが、日中の気温は20度に届く所もあるなど、昼間は太陽の温もりがタップリ感じられる、心地よい小春日和になる見込みです。

しかし、23日(木・祝)は北日本を通過する低気圧から伸びる寒冷前線が本州を通過することで、山口県内でも一部に限られるものの、にわか雨の可能性があります。

このあと、冬型気圧配置に変わることで北風が強まり、金~土曜日をピークに気温は急降下…一気に年末並みの寒さとなっていきます。
小春日和から一転しての真冬の寒さ、という急激な気温変化に十分ご注意下さい。
なお、先日の寒気流入の時より、今回は雪雲の発生は少ないとみられ、金曜~週末は県内では曇ったり晴れたりの空模様と見込んでいますが、山間部ほど少し雪が降る所もある見込みです。

あす22日(水)の小春日和を逃すと、もう次の小春日和は来ないかもしれません。終盤を迎えつつある紅葉を楽しんだり、来たる冬の寒さに向けた準備など、貴重な秋の陽気を大切に過ごしていきましょう。

なお、気象台からは、12~2月の冬の期間における、3か月予報が発表されました。
今冬は、かなり規模の大きなエルニーニョ現象が発生している影響などで寒気の流れ込みは一時的で、気温傾向は冬の期間を通して「平年より高め」…場合によっては、かなりの暖冬になる可能性もあります。
例年より降る雪の量は少なく、スキーなどのウインタースポーツにも厳しいシーズンかもしれません。
ただ、冬は12月から2月まで3ヶ月間と、長く続きます。
長い目で見ると「暖冬」でもずっと暖かいままで経過するとは限らず、一時的ながら強烈な寒波に見舞われる可能性もあります。

今月の中でも、夏日があったり急に冬の寒さになったり、非常に極端な気温変化となっています。
そんな天候のクセは、すぐには抜けにくく、冬にかけても振れ幅の激しい天気変化が心配なところです。
基本的には暖冬の見通しでも、いつもの雪・凍結に向けた備えは、万全に行っておきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)