子どもたちが育てたホタルの幼虫をふるさとの川に放流
山口市の宮野地区できのう(26日)、子どもたちが育ててきたホタルの幼虫を地域の川に放流しました。
山口市宮野地区の椹野川の岸辺に次々と水槽が置かれていきます。
水槽でうごめくのは1センチほどに育ったホタルの幼虫です。
宮野小学校の子どもたちにとっては、ホタルとのお別れとなります。
(児童)
「立派な成虫になれるように丁寧に扱った」
「一生懸命に育てているから可愛いなと思います。でも最初は気持ち悪いなとも思いました」
宮野小学校の子どもたちはことし6月に親ボタルを捕まえて箱の中で産卵させ、孵化した幼虫を育ててきました。
エサとなるカワニナにキャベツを与え、水槽を清潔に保つなどしていて幼虫の数は、なんと9500匹に上っているということです。
(児童)
「また来年もたくさんのホタルにこの宮野の椹野川に飛んでもらいたいなという気持ちです」
「宮野、大好きです」
宮野小学校では1983年からホタルの飼育を続けていて、子どもたちはホタルを通じて命の尊さ、ふるさとの素晴らしさを学んでいます。