中古車販売大手のビッグモーターの店舗前で街路樹などが枯れていた問題で県警は27日、国土交通省の調査で除草剤の使用が明らかになっていたビッグモーター宇部店に家宅捜索に入りました。

27日午前8時すぎ、宇部警察署の捜査員らが、営業前のビッグモーター宇部店に入っていきました。

中古車販売大手のビッグモーターの店舗前で街路樹などが枯れていた問題を受け、国土交通省は全国各地で土壌調査を行っていて、今月13日にその結果を公表した際、ビックモーター宇部店では店舗前にある十数平方メートルの街路樹の土壌から除草剤成分が検出されたことが明らかになっていました。

国土交通省は所管である宇部警察署に被害届を提出していて、27日、県警が器物損壊の疑いで家宅捜索に踏み切りました。

県警は今後、押収した資料などをもとに除草剤がまかれた経緯などについて調べる方針です。

ビッグモーターは今月13日、山口放送の取材に対し、「捜査に全面的に協力し原状回復も含め誠心誠意の対応をしてまいります。ご迷惑をおかけした皆様へ改めて心からお詫び申し上げます」とコメントしています。