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錦帯橋創建350年 錦帯橋と橋を架けた吉川家を紹介する企画展「吉川家と錦帯橋」開催中

2023年12月7日 11:49
錦帯橋創建350年 錦帯橋と橋を架けた吉川家を紹介する企画展「吉川家と錦帯橋」開催中

 岩国市の錦帯橋がことし創建350年の節目を迎えたことを受け、橋を創った岩国藩主・吉川家の歴史や文化を紹介する企画展が市内で開かれています。

 岩国市の文化財に指定されている初代岩国藩主=吉川広家の肖像画です。

 関ヶ原の戦いの後、岩国を治めることになった吉川家ゆかりの史料が市内の「吉川史料館」で展示されています。

【西湖遊覧志】
3代藩主・広嘉が中国から来日した僧・独立から見せられた中国の湖を描いた本です。島と島の間に架かるアーチ橋を見たことで錦帯橋の発想に至ったと伝えられています。

 広嘉が1673年に架けた錦帯橋は岩国市のシンボルともなり、幾度の架け替えを経て、ことし創建350年の節目を迎えました。

 広嘉の時代に描かれた大きな屏風も展示され、吉川家の文化に対する造詣の深さが示されているといいます。

(吉川史料館・小笠原美里学芸員)
「吉川家の文化的な面を紹介できる屏風や史料を展示していますので、吉川家の歴史を感じてもらえたら」

 企画展「吉川家と錦帯橋」は12月24日まで、岩国市の吉川史料館で開かれています。