中国産アサリを「熊本産」と偽り販売 下関の男を逮捕
中国産のアサリを熊本県産と偽って販売したとして下関警察署はきょう(27日)、下関市の水産物輸入販売業の50代の男を食品表示法違反の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは下関市の輸入業者「フーズワンジャパン」の経営に関与する56歳の男です。
下関警察署によりますと男はおととし11月11日から翌12日までの間、2回にわたり中国産のアサリを「活アサリ熊本」などと表示し卸売業者に6420キログラムを 販売した疑いが持たれています。
販売されたアサリはおととし10月下旬から11月上旬にかけて中国から輸入され一時、熊本県内で畜養されていたということです。
男が経営に関与する「フーズワンジャパン」と同じく市内の販売業者「京成物産」の2社は今年3月、中国産のアサリおよそ650トンを熊本県産などと表示し、販売していたとして農林水産省などから表示の是正指示を受けていました。
販売されたアサリは県内の卸売業者を通じて、県の内外に流通したということです。
警察は捜査に影響があるとして認否を明らかにしていません。