第30回中原中也賞決まる 京都府の高村而葉さんの詩集「生きているものはいつも赤い」
「第30回中原中也賞」に京都府の詩人、高村而葉さんの詩集「生きているものはいつも赤い」が選ばれました。
中原中也賞は優れた現代詩集に贈られるもので、30回目のことしは、247の詩集の中から京都府の詩人、高村而葉さん(47歳男性)の「生きているものはいつも赤い」が選ばれました。
選考では「生きるうえでぶつかる壁や困難から目をそむけず、時間をかけて編まれたと思われるこの1冊は稀なる完成度の高さがある」と、高く評価されました。
高村さんは、この詩集が世に出るまでは、ただただ穴を掘り続けているような状態だったので、地上に間違って頭を出したモグラの気分です」とコメントしています。
贈呈式は中原中也の誕生日4月29日に行われます。
最終更新日:2025年2月16日 11:56