医師非常勤の離島・平郡島に東京のIT企業が「遠隔医療システム」を寄付
柳井市の離島平郡島に医師がいないときでもオンラインでの診察が可能となる「遠隔医療システム」が導入されることになりました。
東京の医療IT企業が、企業版ふるさと納税で寄付したもので来月から運用が始まります。
寄付したのは、東京都の医療IT企業ウィーメックス、遠隔医療システムと運用費1001万円を柳井市に送りました。
システムが導入される柳井市の平郡島は、柳井港から定期船でおよそ1時間の場所にありますが2021年4月から医師が非常勤に。現在、限られた日しか島の診療所で医師の診察を受けることができません。
遠隔医療システムの導入でオンラインでの診察ができるようになり診察の機会が増えるだけではなく、専門的な知識を持った医師による診察も島にいながら可能になるということです。
システムは市内の周東総合病院の医師とつなげる予定だということです。
(ウィーメック 大塚孝之社長)
「医療については様々な課題があります。そういった中でヘルスケア企業としてなにかできることはないかということで、我々がもっているテクノロジーでもって今回の平郡島の医療の課題が解決できたら我々にとってありがたい。素晴らしいことだなと思って今回こういった事業に参画することになりました」
遠隔医療システムはあす、平郡島に運び込まれ来月から運用が開始されるということです。