石川・金沢市で泉鏡花文学賞授賞式 作家の原田マハさんに記念品手渡される
今年度の泉鏡花文学賞の授賞式が金沢市内で開かれ、作家の原田マハさんに記念品などが手渡されました。
ことしの泉鏡花文学賞には原田マハさんの長編小説「板上に咲く」が選ばれ、授賞式が行われました。
この作品は木版画の世界で独自の境地を開いた版画家・棟方志功の人生を妻・チヤの視点で描いた作品です。
チヤの視点と作家自身の視点を重ね魅力的に成立させた手際が高く評価されました。
■選考委員 綿矢りさ さん
「展開も見事、語り手の視点が次々と変わっていってもなめらかに読める「今回の受賞作品は内容のすばらしさについて語り出すと止まらない作品です」
村山卓市長は「引き続き優れた作品を発表していただくことを期待しています」と式辞を述べました。
また、「泉鏡花記念金沢市民文学賞」には、木村允彦さんの作品が選ばれています。