完了率はわずか9% 急がれる被災建物の公費解体 国が新しい申請方式を導入
国の復旧支援拠点として設置された能登創造的復興タスクフォース。3回目となる会議が行われました。
前回の会議からおよそ3週間。能登の6つの市や町から公費解体や復旧の進捗が報告されました。
3回目となる会議の主題は公費解体の加速化について。公費解体については先月31日時点で申請棟数に対し完了率が9%に留まるなど、その進み具合が課題となっています。
加速化を図るために、新たな申請方法として「宣誓書方式」が取り入れられることになりました。
これまでは相続人全員の同意を得る必要がありましたが、今後は代表者のサインがあれば公費解体の申請ができるようになります。
また、法務局による職権滅失登記を活用して輪島朝市エリアで進められている面的な解体撤去を他の自治体においても進めていくことも検討されました。
今月中にも公費解体のスケジュールや中間目標が、公表される予定です。