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のと里山空港に支援者向け宿泊施設整備 仮設カプセルホテルなどを移設

2024年2月19日 10:51
のと里山空港に支援者向け宿泊施設整備 仮設カプセルホテルなどを移設

応援自治体の職員や、土木事業者、災害ボランティアなど多くの人が被災地奥能登で活動する中で、被災地では
ホテルや旅館も大きな被害を受け、現地での宿泊場所が不足し、活動時間に制約が出ています。

こうした現状を受け、石川県は支援者が十分に活動できる体制を整えるべく、自治体の応援職員やボランティア、医療・福祉スタッフなどの宿泊拠点を奥能登地区に整備します。

石川県の馳知事が午前10時30分から会見を開き、支援者の宿泊場所の確保に向けた今後の取り組みについて明らかにしました。

宿泊場所確保の第一弾として、のと里山空港ターミナル施設横に、コンテナハウスや仮設カプセルホテルなどを移設し、82室134人分を移設し、3月中の運用開始を目指すということです。

現在、インフラの復旧や被災者の生活支援など、事業者やボランティアを含め、一日当たり約8千人が現地で活動をしていますが、寝袋を使った寝泊まりなど過酷な環境が続いるのが現状です。

今後復興支援のため、宿泊需要は増加する見込みで、迅速な被災地復旧にむけてはさらなる宿泊拠点の確保と充実が重要となっています。

宿泊場所確保に向けた今後の取り組みについては、のと空港以外にも奥能登の6市町において宿泊需要を被災した現地宿泊事業者のなりわい支援につなげるべく、仮設宿泊所の整備を検討しているということです。