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県政史上初の1兆円超え 石川県の新年度予算 地震対応に7118億円を計上

2024年2月15日 19:55
県政史上初の1兆円超え 石川県の新年度予算 地震対応に7118億円を計上
石川県はきょう、新年度の当初予算案を発表しました

能登半島地震からの早期復旧などに向けた費用を盛り込み、一般会計で1兆円を超える過去最大の規模となっています。

新年度の当初予算案は一般会計の総額で1兆1101億円あまり。

これまで過去最大だった2001年度当初の6642億円を大きく上回りました。

大型予算となった要因はもちろん能登半島地震への対応。

地震対応の予算として7118億円あまりが計上されています。

馳知事:
「1兆円を超える予算を政府の全面的なバックアップあればこそ積み上げることができました」

「生活再建」「生業の再建」「災害復旧等」の3つの柱を掲げ、より多くの仮設住宅の設置に向けた費用や全壊世帯に最大300万円を用意するなど被災者の生活再建などに取り組みます。

そして被災した中小企業などには最大15憶円の補助金を用意。

農林漁業者などに対しても事業の再開を後押しします。

馳知事:
「予算は執行しなければ被災者のため県民のためになりません」
「一刻も早く予算を執行できるよう事務的な作業を進めていきたい」

一方、国の観光支援策「北陸応援割」について。

馳知事は、対象となる宿泊施設に多くの2次避難者がいて難しい局面であることを理由に開始時期を遅らせる選択肢を示したいとしていますが、観光需要の回復に期待する関係者も少なくなく、今後の対応が注目されます。