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地震の被害乗り越え実施 石川・七尾市の能登島で「向田の火祭」 大きなたいまつの炎が夜空を焦がす

2024年7月28日 12:01
地震の被害乗り越え実施 石川・七尾市の能登島で「向田の火祭」 大きなたいまつの炎が夜空を焦がす

七尾市の能登島では「向田の火祭」が行われ、大きなたいまつの炎が夜空を焦がしました。

県の無形民俗文化財にも指定されている「向田の火祭」は 、七尾市能登島向田町の伊夜比咩神社の夏祭り。

ことしは地震の影響により開催するかどうか地元で意見が割れましたが、少しでも早く日常を取り戻し、復興を祈願したいという思いから実施が決まりました。

昨夜はキリコや神輿が巡行し、広場に集まった住民たちが手持ちのたいまつを高さおよそ30メートルの「柱たいまつ」に投げ入れます。

すると、柱たいまつはみるみるうちに巨大な火柱となり、能登島の夜空を焦がします。

この祭りでは、柱たいまつの倒れた方向で豊作・豊漁を占う習わしがあり、ことしは豊漁となる海側に倒れました。