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集団避難先から2か月ぶりのふるさとへ 集団帰還は地震後初めて 涙ぐむ人も…

2024年3月11日 18:45
集団避難先から2か月ぶりのふるさとへ 集団帰還は地震後初めて 涙ぐむ人も…

元日の地震で一時孤立し、集団避難していた輪島市鵜入町の住民がきょう、およそ2か月ぶりに地元に帰還しました。
集団避難していた住民が、一斉に地元に戻ったのは初めてです。

「体に気を付けて」

けさ、能美市を出発した10人。
能登半島地震で一時、孤立状態となった輪島市鵜入町の住民です。
鵜入町は地震で集落につながる県道が大規模な土砂崩れで寸断し、一時、孤立状態に。


住民は1月から地元を離れ、能美市内で共同生活を送っていましたが、ライフラインが復旧し帰還を決めました。
2か月ぶりのふるさとに思わず、涙ぐむ人も…。

住民:
「精神的に疲れたね」
「感激でいっぱいや。2か月ぶりやね」


「ただいま~」「はーい」「いやいや、ははは!」

自宅にもどり、まずは部屋の明かりをつけた堂上さん夫婦。

堂上宮幸さん:
「やっぱり自分の家はいい。90歳だが細く長く生きたい」
堂上よし子さん:
「やっぱり自分のウチはいい」

能美市への感謝とともに帰還の喜びをかみしめていました。
集団避難していた住民が避難先からそろって戻るのは初めてのケースです。