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一か月半ぶりに家族と再会 集団避難の中学生が帰郷 あす地元輪島で卒業式へ

2024年3月8日 18:25
一か月半ぶりに家族と再会 集団避難の中学生が帰郷 あす地元輪島で卒業式へ
元日の能登半島地震の後、親元を離れ、集団避難していた輪島市の中学3年生がふるさとに帰りました。
久しぶりに親子が再会しました。

けさ、白山市の白山青年の家から3台のバスに乗り込んだのは輪島中学校の3年生73人です。

「さようなら」「ありがとうございました」
73人は、「フレフレ輪島」などと書かれたメッセージボードを持った職員らに見送られながらおよそ1か月半をすごした避難先を出発しました。

中学生たちは、1月17日、安全と学習時間を確保するため輪島市からおよそ100キロ離れた白山市に集団避難しました。

集団避難したのは、輪島中学校を含む市内3つの中学校の1年生から3年生までのおよそ250人で、避難先では、ほかの県から派遣された教員の支援も受けながら勉強だけでなくレクリエーションの時間なども設けられたということです。

きょう午後、輪島市に帰った中学生たちは、あす輪島消防署を借りて行われる卒業式のリハーサルを行ないました。
その後、解散した中学生たちは家族と久しぶりに再会しました。

迎えに来た保護者の中には少し成長した我が子を見て涙ぐむ人もいました。

生活を一変させた元日の地震。
不安な夜を過ごした避難生活。
家族と離れての集団生活。
自分を信じて乗り越えた高校受験。

そして、中学生たちは、あす卒業という門出の日を迎えます。