大関・大の里 “3回目の優勝”目指し稽古は万全 「しっかりと集中して頑張りたい」
市川 栞 キャスター:
「大の里関が所属する二所ノ関部屋の大阪の稽古場です。こちらでまもなく3月場所に向けた稽古が始まります」
5日午前8時前、宿舎から続々と外に出てくる力士たち。大の里関も稽古に向かいます。
稽古をするのは、大阪府内の公園の一角にこの期間だけ臨時で作られる土俵。元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方のもと、本場所までこちらで稽古に励みます。本場所までまもなくということで緊張感が漂っていました。ただ、外での稽古とあって朝から地元の相撲ファンが訪れていて、地方場所ならではの雰囲気もありました。
四股などの基礎が終わると、若手の力士たちの稽古をじっと見つめる大関・大の里。そして、いよいよ…
大の里関が土俵に上がるころには観客は満杯状態に… 若手力士より一回りも二回りも大きい大の里の三番稽古では、静寂ながら熱気があふれていました。
対するのは今場所、再入幕の白熊。大の里とは中学・高校・大学と同じの1つ上の先輩で互いの特徴を理解しあう2人ですが、ここは大関の意地を見せ、ほとんど土つかずで稽古を終えました。
稽古のあとは訪れたファンと交流して、リラックスした表情を見せる場面も…
稽古を見にきた男性:
(Q. これなんですか?)
「相撲カード」
(Q. いつから応援している?)
「いつやろ2、3年前から。うちのおばが金沢の人で」
(Q. 大の里関と話したことは?)
「まだないです。きょうが初めて、たまたまHP見たら近所に相撲部屋の稽古があるというので自転車で30分で来ました」
そして、大の里関に声をかけました。
稽古を見にきた男性:
「ありがとうございます。大事にします。うれしいね。(サイン)4枚書いてくれました。めっちゃうれしいです。めっち ゃ優しいですね」
大相撲3月場所まであと3日。
大関・大の里:
「(Q. 今の調子はいかがですか?) まあいい稽古できていると思うので、日曜日(9日)まで時間限られているので頑張りたいと思います。成績としては九州場所は9勝で、初場所は10勝ということでだんだん良くはなってきていると思いますけど、優勝争いから早い段階から脱落しているので、もう一度しっかりと集中して頑張りたいと思います」
大関として3場所目となる今場所、自身3回目の優勝となるか注目です。