“能登での学校生活”再び 地震避難の航空石川の生徒240人 輪島への帰還始まる
石川県輪島市にある航空石川の能登空港キャンパス。14日夜、生徒たちが避難先の東京のキャンパスから続々と戻って来ました。
まずは剣道部の23人が到着し、1年3か月ぶりに能登での学校生活が始まります。
「能登空港キャンパスの環境を整えていただき、ありがとうございました」
能登空港キャンパスは能登半島地震で被災し、校舎や寮などの施設が使えなくなっていたため、生徒たちは一旦、山梨にある系列校に避難し、その後、東京の系列校で授業を受け、部活動を行ってきました。
再び大きな揺れに襲われれば危険だと指摘されていた寮の食堂について再調査した結果、安全性が確認されたことから生徒を戻すことにしたということです。
生徒は:
「これからの学校生活を楽しみにきました」
「第2の地元みたいなところでもある能登空港キャンパスに来られて素直にうれしいです」
「クラブ活動や勉強をみんなですることが楽しみです」
「寮が大丈夫、寮の部屋に入れるだけの高校生を240名もどすことを決めました。教職員一同、生徒のケアに24時間務めるつもりでいます」
ゴールデンウイークまでに、全校生徒640人のうち野球部やサッカー部など240人が能登空港キャンパスの寮に戻り、輪島での生活を再開。
奥能登での授業と部活動が再び始まります。