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砕石の輸送効率化へ 七尾市に中継拠点

2024年1月14日 12:41
砕石の輸送効率化へ 七尾市に中継拠点
能登半島地震で七尾市以北の交通渋滞のために、道路補修用の砕石の輸送が滞っていることを受け、石川県建設業協会は七尾市に中継拠点を設け、輸送の効率化を図っています。

砕石は道路の穴埋めやアスファルトの下地などに使われますが、能登に大きな採石場がないため、金沢市や白山市などから運んでいます。

石川県建設業協会によりますと、国や県からダンプトラック約4000台分の砕石を運ぶよう要請されましたが、七尾市以北で渋滞が発生していることで、輸送に時間がかかっていました。

渋滞は、のと里山海道・徳田大津IC付近からひどくなり、奥能登に到着するまで10時間以上かかるときもあったということです。こうした事態を受け、協会は徳田大津IC付近に砕石の集積場を設置し、七尾市まで運ぶルートと七尾市以北の奥能登へ運ぶルートに分割し、1台当たりの往復距離を短くして輸送効率を高めているということです。

協会は、「道路の復旧を進めるため、一日でも早く、1トンでも多く砕石を運びたい」とコメントしています。