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石川県内の目撃件数過去最多に クマの大量出没が懸念… エサとなるブナも凶作 

2024年9月12日 19:25
石川県内の目撃件数過去最多に クマの大量出没が懸念… エサとなるブナも凶作 
出没が相次いでいるクマ。ことしの県内におけるクマの目撃件数は過去最多となっていることがわかりました。

ことし、県内ではクマの出没が相次ぎ、これまでに2件の人身被害が起きています。県のまとめによりますとことしは9月9日までの時点でクマの目撃件数が過去最も多い241件にのぼっています。

12日、県が開いた連絡会議では、クマのエサとなる「ブナ」がことしは「凶作」という予測が示されました。クマが冬眠の準備に入るこれからの時期、大量出没が懸念されることから注意喚起を徹底するよう呼びかけられました。

県生活環境部自然環境課 野上 達也 参事:
「クマに対応するように音が鳴るもの、あるいはラジオなど、そういったものを身に着けていただくほか、市街地では柿とか栗とか、そういったものの不要な果実を早めに摘み取る。そういったクマを寄せ付けない対応が必要かと」

県は9月補正予算案に300万円を盛り込み、専門家を派遣するなどしてクマ対策を強化する方針です。