創立130周年を迎えた鹿児島商業高校で、男女共学になってから初めての体育祭が行われました。熱中症対策で初めて屋内で開かれるなど、「初めてづくし」の体育祭となりました。

　創立130周年を迎えた鹿児島商業高校。男女共学になって初めての体育祭が、18日、西原商会アリーナで開かれました。熱中症対策のため、初の屋内での開催となるなど、まさに「初めてづくし」です。

　対抗リレーや倒立競争、綱引きなど、白熱した戦いが繰り広げられ、多くの歓声があがっていました。

　今年からは女子生徒が加わり、雰囲気も一変。

（3年生の男子生徒）
「去年までと違った体育祭を感じられていて楽しい」
「今までは女子と一緒という経験が無いので、こういう経験があって楽しい」

　1年生の下原 千明さんは、女子生徒だけで行われる「宅配便リレー」に参加。段ボール箱を落ちないようにゴールまで運ぶ競技です。

　下原さんのチームも無事、ゴールしました。

（1年生　下原千明さん）
「（元々）男子校だから、迫力がすごいなって。みんな頑張れと言ってくれて頑張れた。みんな系統ごとに壁もなくなって、これからももっと盛り上がるのでは」

（間世田桜子キャスター）
「初めてづくしの体育祭ですが、こちらも初です。チアリーディング部による演技が行われています」

　結成して数か月のチアリーディング部による演技が初めて披露されました。

　その一方で、鹿商伝統の応援歌に合わせた勇ましい演舞は健在です！

（女子生徒）
「最初はとても不安だったけど、先輩たちの演舞を見て鹿商の迫力や魅力を感じ、来年の体育祭が楽しみだと思った」
（男子生徒）
「男子校で入って来たので、その熱い思いが伝わったかなと思う。女子も全員盛り上げた。楽しい体育祭」

　「初めてづくし」の体育祭。生徒たちの心に新たな青春の1ページが刻まれました。