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鹿児島市交通局8月の市電の脱線事故の対策を報告 10月3日にも脱線事故

2024年10月7日 19:10
鹿児島市交通局8月の市電の脱線事故の対策を報告 10月3日にも脱線事故
 鹿児島市電は、10月3日に谷山電停脱線、8月にも鹿児島駅前電停で脱線する事故が起きています。7日、鹿児島市交通局で大学の有識者などが集まった会議が行われ、8月に発生した脱線事故の対策などを報告しました。

 鹿児島市交通局はこれまで、今年8月に鹿児島駅前電停で発生した脱線事故について、施設の老朽化が原因だったと発表しています。審議会では、その後の対策などについて報告されました。事故の原因となった設備と同じものについては全て点検を行い、異常はなかったということです。ただ、老朽化は進んでいるため、今後、全て交換することなども検討していくとしています。

 また、10月3日に谷山電停で発生した脱線事故についても、今後、より細かく原因を究明するとしています。

(鹿児島市交通局 高橋公弘次長)
「利用者、市民の方々に大変ご迷惑をおかけして申し訳なかった。早急に改善できる部分を改善して、安全性を高めたうえでまた運行したい」

 一方、交通局は貸し切りバス事業を運転手不足を理由に2025年3月で廃止する方針を発表していて、7日、審議会で審議されました。10月中に審議会の意見をまとめるとしています。
最終更新日:2024年10月7日 19:21