厳しい生産状況の中、最高賞は?花の出来を競う「フラワーコンテスト」
花づくりの技術を高めようと花の出来を競うコンテストが鹿児島市で開かれました。猛暑や天候不良、燃料の高騰などで生産者にとっては厳しい状況が続いた2024年。そんな中、丹精込めて育てた花の出来は?
赤やピンクの花びらが映えるカーネーションに、色とりどりのスプレーギク。
フラワーコンテストは生産者の意識や技術を高めようと県が毎年開いています。 猛暑や天候不良、燃料の高騰など生産者にとって厳しい状況が続きましたが、2024年より多い245点が出品され、審査員は形や花の大きさ、バランスなどを確かめていました。
数ある作品の中で目を引いていたのがトルコギキョウ。年中安定して生産できることや色の種類も多く冠婚葬祭など様々な場面で使えることから近年、県内で生産量が伸びています。
(県農業開発総合センター・太﨑義博研究専門員)
「バラに間違うような豪華な花、色もかわいい色が揃っているので使ってもらうと冬場だと1か月くらい飾って花もちがするので人気が高いところ」
審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞に選ばれたのは鹿児島市の鎌田 洋平さんが育てたオリエンタルユリ、「テーブルダンス」。葉の色やボリューム、花の大きさが評価されました。
(県フラワーコンテスト・今和泉尋及委員長)
「作る側の立場からすると気象条件や生産コスト、厳しい条件が続いている状況の作型が多かったがその中で生産努力をされて十分な品物が出品されている印象だった」
入賞した作品は、22日からセンテラス天文館で開かれるフラワーフェスタで展示されます。