鹿児島県警の情報漏えい事件…前生活安全部長「本部長が犯罪行為を隠ぺい」 野川本部長が県議会委員会でも改めて隠ぺい否定
警察の内部情報を漏らした前の生活安全部長が「野川本部長が犯罪行為を隠ぺいしようとした」と証言したのに対し本部長は真っ向から否定しています。その本部長が県議会の委員会に出席し改めて隠ぺいを否定しました。
(県警 野川明輝本部長)
「隠ぺいを図ったかのような発言を行ったことは残念。県民に不安を与えたことにつして県警の最高責任者として深くお詫び申し上げる」
県議会の総務警察委員会では県警の不祥事について集中的に調査が行われました。
県警側は野川本部長をはじめ、西畑警務部長など幹部が出席しました。
警察の内部情報を漏らした前の生活安全部長が「野川本部長が犯罪行為を隠ぺいしようとした」と証言。野川本部長はあらためて隠ぺいを否定しました。
(県警 野川明輝本部長)
「前生活安全部長が私のところ にきた事実もない。隠ぺいを意図して指示した ことは一切ない」
しかし、委員からは厳しい意見が出されました。
(鶴薗委員)
「言語道断だ。県警のトップの立場の人が情報漏えい隠ぺいと報道されるのは県民が被害にあったり事件に巻き込まれたときに頼れるのは県警だ。誇りと自信を持って仕事を遂行できるように早く組織一丸となりこの汚点を返上するような取り組みを求める」
(田之上委員)
「県民が望むのは調査、捜査を早めて全容の解明を1日でも早くしてほしいということだ。調査、捜査を適正に行い全容解明に尽力して再発防止につとめてほしい」
委員本部長に対して意見を言える人がいるのかという質問に対しては。
(県警 野川本部長)
「組織の長に対して補助するものはどの機関にもいる。優秀な職員から助言を受けて判断している」
委員からは「野川本部長か本田さんのどちらかが嘘をついていることになる」として徹底した真相究明を求める声があがりました。