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「イベルメクチン」投与ほか複数の虐待…小園県議が施設長の高齢者福祉施設に行政処分

2024年10月22日 19:30
「イベルメクチン」投与ほか複数の虐待…小園県議が施設長の高齢者福祉施設に行政処分
 県議会議員の小園 成美さんが施設長を務める指宿市の高齢者福祉施設で、新型コロナに感染した入所者に対し、医師の処方箋がないにも関わらず寄生虫の治療薬を投与していた問題です。
 ほかに複数の虐待も確認され、指宿市は施設に対し、半年間、新たな利用者の受け入れを停止するなどの行政処分を行いました。

 行政処分を受けたのは、県議会議員の小園 成美さんが施設長を務める指宿市の「グループホームすもも」です。

 施設では2022年9月から11月にかけ、職員や利用者が相次いで新型コロナに感染した際、医師の処方箋なく入所者に寄生虫の治療薬「イベルメクチン」を投与。さらに、施設で働く職員の大半が退職したことなどから、指宿市は2024年3月から4月まで監査を行っていました。

 その中で、2022年8月から2023年6月にかけて、イベルメクチンの投与以外にも、入所者に対する複数の虐待が確認されたということです。

 指宿市は虐待の内容や関わった人の数などについては、回答を差し控えるとしています。

 指宿市は「グループホームすもも」に対し11月から半年間、新たな利用者の受け入れを停止するなどの行政処分を今月3日付けで行いました。

 今後、施設は市に提出した改善計画書に基づいて、改善を行っていくということです。

 「グループホームすもも」は、KYTの取材に対し、「管理者が不在のため回答できない」としています。
最終更新日:2024年10月22日 19:30