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県内の地価33年連続下落も鹿児島市は4年連続上昇 コロナ禍から回復し二極化進む

2025年3月18日 18:16
県内の地価33年連続下落も鹿児島市は4年連続上昇 コロナ禍から回復し二極化進む
 土地を売買する際の価格の基準となる「地価」が公表され、県全体の平均は33年連続の下落となりました。鹿児島市などでは上昇傾向が続いていて、二極化が進んでいます。

 県全体の地価の平均は去年より0.5%下がり、33年連続の下落となりました。全国の平均は4年連続で上昇していて、住宅地・商業地ともに下落しているのは九州では鹿児島だけです。

 ただ鹿児島市では4年連続で上昇し上げ幅が拡大傾向にあります。鹿児島中央駅周辺は分譲マンション用地などの需要が旺盛で西田2丁目は13年連続で住宅地の最高価格となりました。

 商業地で最も高かったのは鹿児島市東千石町です。天文館地区はコロナ禍で停滞した客足が戻り空き店舗率もやや回復。ここ数年下落していた飲食店街の地価も上昇に転じました。

 西之表市では馬毛島の基地整備に伴う工事関係者の流入により商業地が3.6%の上昇、住宅地も動向調査を始めた1994年以降初めて上昇に転じました。

 一方、県内29の市や町では地価の下落が続いていて、二極化が進んでいるということです。
最終更新日:2025年3月18日 18:16