夏の参議院選挙を巡る動きです。労働組合の組織、連合鹿児島は無所属で鹿児島選挙区に立候補を予定している尾辻 朋実さんを推薦すると決めました。連合鹿児島は推薦の理由について「政策の実現のために協働できる人だと確認した」と述べました。

　労働組合の組織、連合鹿児島は19日、執行委員会を開き、無所属で鹿児島選挙区に立候補を予定している尾辻朋実さん（44）を推薦すると決めました。尾辻さんは委員会の場で感謝の言葉を述べ、選挙への協力を改めて呼びかけたということです。

（無所属で立候補予定・尾辻朋実氏（44））
「連合の皆さんからすればとんでもない異端な候補者だから大変な議論の積み重ねの上にきょうの決定があると思うので心から感謝申し上げたい」

　尾辻さんをめぐっては立憲民主党が推薦を決めています。連合鹿児島を柱とする野党系の組織「5者会議」で支援を呼びかけていて結論は持ち越されています。

　そうした中、連合鹿児島が尾辻さんの推薦を決めた理由は。

（連合鹿児島・下町和三会長）
「様々経緯はあったが本人と意見交換をしたうえで真に働く人のための、連合が求めている政策を実現するために協働していける人だと確認して推薦を決めた。衆議院でもそうなっているが参議院でも政治を大きく変える戦いができると考えている」

　参院選にはこのほか自民党公認で元参議院議員の園田修光さん（68）が立候補する予定です。