小学生がお茶の種まき 興味津々「見たことなかった」 南九州市の粟ヶ窪小学校
お茶の産地、南九州市。茶畑が広がる風景を見ながら成長する子どもたちもお茶の種を見たのは初めてだったようです。小学校の総合的な学習の時間でお茶の種まきが行われました。
お茶の種まきを行ったのは南九州市の粟ケ窪小学校の3、4年生14人です。粟ケ窪小学校では総合的な学習の時間で、「お茶の博士」を目指していて、2024年から種からお茶を作ることにチャレンジしています。
お茶の種は直径1、2センチほど。茶色で見た目はドングリのようです。子どもたちも初めて見る種に興味津々。じっくりと観察したりスケッチしたあと、植木鉢に丁寧に種をまきました。
(児童)
「見たことなかった。頑張って育てて大きくなるといい」
(児童)
「早く大きくなってお茶を飲みたい」
(南九州市立粟ケ窪小学校 𠮷満 昭代 校長)
「最終的な茶の葉を摘むというところまでは相当な時間がかかるが、子どもたちはそれを楽しみに取り組みを続けていってくれると思う」
種からお茶を作るのは約70年前の栽培法でお茶として飲めるようになるまで8年かかるということです。
校長先生は子どもたちが20歳になった時に、集まってお茶を飲む企画をしてくれたら嬉しいと話していました。