バレーボール・Vリーグのフラーゴラッド鹿児島は3月23日がホーム最終戦でした。勝てば地区優勝となる一戦に史上最多の観客が駆け付けましたが、接戦の末に惜しくも敗れました。

　Vリーグ18連勝中で西地区2位のフラーゴラッド鹿児島は、3位・アイシンティルマーレ碧南と対戦。地区優勝をかけたホーム最終戦には、チーム史上最多の1310人が駆け付けました。

（鹿児島大旗隊・森啓一朗副リーダー）
「好きなチームが優勝するのはこの目で見たい。気持ちも高ぶっている。旗振って声出して会場の皆さんで一体感出して、それをまた選手にパワーを与える」

　フラーゴラッドは、3月22日の第1戦で負傷したエース・長友の不在が響き、アイシンの鉄壁のディフェンスに阻まれ第1セットを落としますが、第2セットでは、セッター山本が逆をつき石井がブロックを置き去りに。笠利のサービスエースなどで第2セットを取り返します。

　第3セットは奪われ後がないフラーゴラッドでしたが、第4セットもアイシンがリード。6点差を追いかける苦しい展開でしたが、仲間がつないだボールを最後は笠利が押し込むと。垂水市出身・坂元がサーブで相手を崩し、1点差まで詰め寄ります。

　しかし、追い上げもむなしくアイシンにセットカウント1対3で敗れ、地区優勝を逃しました。

（フラーゴラッド鹿児島・長友優磨主将（33））
「優勝を狙えなかったのは残念だが、プレーオフありますし、そこに向けてしっかりと切り替えて頑張っていきたい」

　フラーゴラッド鹿児島は24勝4敗で西地区2位。3月30日にプレーオフ準決勝に臨みます。

　今シーズンのVリーグ総得点ランキングは、長友キャプテンが1位、笠利選手が2位と攻撃力抜群です。キャプテンが復活しフラーゴラッドがプレーオフで羽ばたく姿に期待です。