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子ども医療費窓口負担ゼロまもなくスタート 市町村ごとの対象年齢は?必要なものは?

2025年3月25日 9:49
子ども医療費窓口負担ゼロまもなくスタート 市町村ごとの対象年齢は?必要なものは?
 県内ではいよいよ1週間後の4月1日から未就学児の医療費を窓口で支払う必要がなくなります。さらに37の市町村では高校生まで窓口負担がゼロに。支払いの心配をせず診療を受けられることになります。

(山下香織キャスター)
「県内では子どもの医療費助成が全国で唯一、一旦支払って後日戻ってくる形でしたが、ポスターにもあるように4月から支払いの必要がなくなります」

 県は4月から乳幼児の医療費助成について窓口での支払いを月3000円までとする「現物給付方式」に変更。さらに各市町村が独自にその3000円を負担するため、窓口での支払いが必要なくなります。

 対象になるのは徳之島町では未就学児のみ、鹿児島市、指宿市、日置市、霧島市、姶良市では中学生まで。その他37の市町村では18歳の年度末までです。

(受診した保護者)
「ここに(ポスターが)貼ってあって4月から(支払いが)無くなると知った。うれしい。窓口でお金出すの赤ちゃん連れて結構大変だったので」
「(お金が)戻ってきたか確認をあまりしてなかった。窓口でお金を出さなくていいのは楽になる」

 クリニック側も会計の手間が減るうえ、支払いの心配から受診が遅れるケースがなくなることを期待しています。

(受付スタッフ)
「両替とかの手間が全然違う。銀行に行ったりしなくていいので。会計の時間もかからない」

(かわかみこどもクリニック 川上清院長)
「どうして鹿児島だけ遅れているんだということはあった。なんといっても患者さんが便利に負担をかけずに受診できるということが一番大きい」

 受診する際に必要なのが今月までに対象者の家庭に届く「受給者証」です。忘れた場合は一旦窓口で支払いあとで申請手続きをしなければなりません。鹿児島市では新たな受給者証を今週中に届くよう発送していますが、これまでの受給者証も31日までは受診の際必要なためすぐに処分しないよう呼び掛けています。
 
 なお、保険が適用されない薬の容器代や入院時の食事代などは4月以降も窓口などでの支払いが必要です。
最終更新日:2025年3月25日 9:49
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