先月の県知事選挙で落選した樋之口里花さんが5日、塩田知事と面会し、自身が選挙戦で訴えた学校給食費の無償化や、子ども医療費窓口負担ゼロの実現を求めました。

　県庁を5日訪れたのは、先月の県知事選挙に出馬した樋之口里花さんです。樋之口さんは川内原発の運転延長への反対などを訴えおよそ5万3千票を集めたものの及びませんでした。塩田県政の2期目がスタートして1週間となった5日、政治団体「みんなの声でかごしまをつくる会」の代表として知事と非公開で40分ほど懇談しました。

（みんなの声でかごしまをつくる会・樋之口 里花さん）
「私も県知事選に出て、候補者として5万3000以上の票を託された。政策について何らかの希望を持って託された。政策集を渡してどれか実現してもらえないかという話をした」

　自身が選挙戦で訴えた学校給食費の無償化、子ども医療費窓口負担ゼロの実現を求めたということです。

（みんなの声でかごしまをつくる会・樋之口 里花さん）
「鹿児島県は遅れているということについて訴えたけど、お金がないとはいえ、基金があるいうことを繰り返し話した。けれどもなかなか難しいという話でした」

　樋之口さんは「県民の声を聞いてくれるという意味ではありがたい。政策集をじっくり読んでもらいたい」と力を込めました。