鹿児島大学で卒業式 2,413人が巣立ち 同じ場所で卒業した親子の思い
鹿児島大学の卒業式と言えば、県の総合体育館で行うのが恒例です。50年以上前から続いているそうです。しかし、老朽化のため県は体育館を取り壊し売却を検討する考えを示しました。新たな方針が示され初めて開かれた卒業式。特別な思いでこの日を迎えた親子がいました。
鹿児島市下荒田の県総合体育館で行われた鹿児島大学の卒業式と修了式。学部の卒業生と大学院の修了生、合わせて2413人が巣立ちの日を迎え、それぞれの総代に学位記が手渡されました。
佐野 輝 学長は「新型コロナのパンデミックのもと感染対策をとりながら戸惑うことも多かったと思う。それを乗り越え卒業を迎えたことを誇らしく思います」などと卒業生を労いました。鹿児島大学の総務課によると卒業式は、50年以上前から県の総合体育館で行われていて鹿大生にとっては恒例です。
しかし、老朽化のため県はスポーツコンベンションセンターを2032年末ごろに完成させる計画で先月、体育館を取り壊し売却を検討する考えを示しました。新たな方針が示され初めて開かれた卒業式。20数年前、この場所で卒業し娘の式に出席したというお母さんがいました。特別な思いでこの日を迎えたようです。
(母親)
「まさか自分が巣立った所を娘も卒業してくれると思わなかった。同じ会場の卒業式だったので感無量でした。できれば残して欲しいなと思いながら天井などを見ていました。もしかしたらなくなるのかなと思いながら見ていました」
一方、娘はというと。
(娘)
「私はあまり思い出はない」
新型コロナの影響で入学式がなかったという卒業生。体育館への思いは薄いと言います。
この春からは。
(娘)
「鹿児島県の小学校の教員になります。子供たちが主体的に活動できる環境を作っていければいいと思う」
この後、体育館を背に記念撮影をしていました。
(母親)
「なくなるかもしれないからね!ハイ!チーズ!!」
先月末時点の鹿児島大学の卒業生の就職内定率は93.4%で去年より0.6ポイント低いということです。
鹿児島市下荒田の県総合体育館で行われた鹿児島大学の卒業式と修了式。学部の卒業生と大学院の修了生、合わせて2413人が巣立ちの日を迎え、それぞれの総代に学位記が手渡されました。
佐野 輝 学長は「新型コロナのパンデミックのもと感染対策をとりながら戸惑うことも多かったと思う。それを乗り越え卒業を迎えたことを誇らしく思います」などと卒業生を労いました。鹿児島大学の総務課によると卒業式は、50年以上前から県の総合体育館で行われていて鹿大生にとっては恒例です。
しかし、老朽化のため県はスポーツコンベンションセンターを2032年末ごろに完成させる計画で先月、体育館を取り壊し売却を検討する考えを示しました。新たな方針が示され初めて開かれた卒業式。20数年前、この場所で卒業し娘の式に出席したというお母さんがいました。特別な思いでこの日を迎えたようです。
(母親)
「まさか自分が巣立った所を娘も卒業してくれると思わなかった。同じ会場の卒業式だったので感無量でした。できれば残して欲しいなと思いながら天井などを見ていました。もしかしたらなくなるのかなと思いながら見ていました」
一方、娘はというと。
(娘)
「私はあまり思い出はない」
新型コロナの影響で入学式がなかったという卒業生。体育館への思いは薄いと言います。
この春からは。
(娘)
「鹿児島県の小学校の教員になります。子供たちが主体的に活動できる環境を作っていければいいと思う」
この後、体育館を背に記念撮影をしていました。
(母親)
「なくなるかもしれないからね!ハイ!チーズ!!」
先月末時点の鹿児島大学の卒業生の就職内定率は93.4%で去年より0.6ポイント低いということです。
最終更新日:2025年3月25日 10:23