「食べたかったから食べた」呆れる動機 公衆浴場のボンタン湯で“ボンタン20個”が盗難、食べられる被害
2月6日、風呂の日に合わせて毎年、公衆浴場で行われているボンタン湯。甘酸っぱい香りが魅力で今年は全国およそ300の施設で行われました。そうした中、鹿児島市内の公衆浴場の男湯でボンタン20個が食べられたり、盗まれたりする被害がありました。「食べたかったから食べた」。犯行の動機は呆れるようなものでした。
トラブルがあったのは鹿児島市の公衆浴場中山温泉です。12日も朝から多くの利用客が温泉を楽しんでいました。公衆浴場の組合が2月6日、風呂の日にあわせて行う「ボンタン湯」。阿久根の特産、ボンタンを湯船に浮かべるイベントで2025年で9回目を迎えました。中山温泉でも7日から3日間、行う予定でした。しかし。
(中山温泉のSNS)
「大変残念な知らせです。入浴客の破壊、盗難、行方不明になる被害に遭いました」
営業開始から約2時間たった昼前のことでした。
(内田直之キャスター)
「高齢の男性が背を向けるようにこの場所に座っていました。見ると手に持っていたのは湯船に浮かべていたボンタン。皮をむいて食べていたということです」
常連客が裸でボンタンを食べる80歳ぐらいの高齢の男性を見つけました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「見つけた時はあ然とした。ビックリしました。食べたかったからと言われた。食べていいと張り紙はないと言ったら反対に食べたらダメと張り紙もないと言われて驚いた」
実はこの男性、2024年も同じ行為に及んでいました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「去年も同じくボンタンを割って食べていた。ごめんなさいと言った人と同一人物だった。怒りを通り越して。え!?というのが本当のところ」
施設は、警察に通報しました。しかし、騒ぎはこれで終わりませんでした。
(中山温泉・西田賢作店長)
「夜の7時半ぐらい。1人の客が「今日はボンタン湯じゃないの?」と言われて。入ってますよ。私入れましたよ!と話したらないんだけどと言われてえ?見に行ったら男湯にはボンタンが1つもなくて」
20個近くのボンタン、すべてが跡形もなく消えていました。盗まれたようです。
(内田直之キャスター)
「手の平におさまならないほどの大きさのボンタン。重さは1キロ以上あります。一体、どうやって持ちだしたのでしょうか?」
(中山温泉・西田賢作店長)
「カウンターには誰かが必ずいる。誰も気づいてない。カバンに入れて持っていく。1人じゃないと思う」
利用客は…。
(利用客)
「あんまりですよね。持って帰るのはおかしいよな」
(利用客)
「食べるんでしょうね。食べるか自分の風呂に入れて香りを楽しむ」
男湯のボンタンすべてが盗まれたため残り2日のイベントは女湯だけで行いました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「楽しみに来られた客の気持ちの損害が大きかった。いたたまれない気持ち」
公衆浴場の組合のアイデアで8年前に誕生したボンタン湯。冬至のゆず湯とは、ひと味違ったユニークなイベントとして2025年は全国約300の施設で行われました。組合の責任者は…
(県公衆浴場業生活衛生同業組合・永用八郎副理事長)
「器物破損ではなく営業妨害以上の窃盗になります。マナーを守ってもらえれば非常に助かる。自分1人のお風呂じゃないので」
組合は2026年以降、ボンタン農家の協力ももらい注意を呼び掛けるポスターをつくることを考えているということです。
トラブルがあったのは鹿児島市の公衆浴場中山温泉です。12日も朝から多くの利用客が温泉を楽しんでいました。公衆浴場の組合が2月6日、風呂の日にあわせて行う「ボンタン湯」。阿久根の特産、ボンタンを湯船に浮かべるイベントで2025年で9回目を迎えました。中山温泉でも7日から3日間、行う予定でした。しかし。
(中山温泉のSNS)
「大変残念な知らせです。入浴客の破壊、盗難、行方不明になる被害に遭いました」
営業開始から約2時間たった昼前のことでした。
(内田直之キャスター)
「高齢の男性が背を向けるようにこの場所に座っていました。見ると手に持っていたのは湯船に浮かべていたボンタン。皮をむいて食べていたということです」
常連客が裸でボンタンを食べる80歳ぐらいの高齢の男性を見つけました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「見つけた時はあ然とした。ビックリしました。食べたかったからと言われた。食べていいと張り紙はないと言ったら反対に食べたらダメと張り紙もないと言われて驚いた」
実はこの男性、2024年も同じ行為に及んでいました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「去年も同じくボンタンを割って食べていた。ごめんなさいと言った人と同一人物だった。怒りを通り越して。え!?というのが本当のところ」
施設は、警察に通報しました。しかし、騒ぎはこれで終わりませんでした。
(中山温泉・西田賢作店長)
「夜の7時半ぐらい。1人の客が「今日はボンタン湯じゃないの?」と言われて。入ってますよ。私入れましたよ!と話したらないんだけどと言われてえ?見に行ったら男湯にはボンタンが1つもなくて」
20個近くのボンタン、すべてが跡形もなく消えていました。盗まれたようです。
(内田直之キャスター)
「手の平におさまならないほどの大きさのボンタン。重さは1キロ以上あります。一体、どうやって持ちだしたのでしょうか?」
(中山温泉・西田賢作店長)
「カウンターには誰かが必ずいる。誰も気づいてない。カバンに入れて持っていく。1人じゃないと思う」
利用客は…。
(利用客)
「あんまりですよね。持って帰るのはおかしいよな」
(利用客)
「食べるんでしょうね。食べるか自分の風呂に入れて香りを楽しむ」
男湯のボンタンすべてが盗まれたため残り2日のイベントは女湯だけで行いました。
(中山温泉・西田賢作店長)
「楽しみに来られた客の気持ちの損害が大きかった。いたたまれない気持ち」
公衆浴場の組合のアイデアで8年前に誕生したボンタン湯。冬至のゆず湯とは、ひと味違ったユニークなイベントとして2025年は全国約300の施設で行われました。組合の責任者は…
(県公衆浴場業生活衛生同業組合・永用八郎副理事長)
「器物破損ではなく営業妨害以上の窃盗になります。マナーを守ってもらえれば非常に助かる。自分1人のお風呂じゃないので」
組合は2026年以降、ボンタン農家の協力ももらい注意を呼び掛けるポスターをつくることを考えているということです。
最終更新日:2025年2月12日 19:58