【気象予報士に聞く】2025年はどんな天候になりそうなのか?『ヘビ年』は”暑さ・寒さが極端な傾向”
2025年がどんな天候になりそうなのか?
ミヤギテレビの小杉気象予報士に、聞く。
小杉浩史気象予報士)
気象庁では『3か月予報』はあるものの、1年予報というものはない。
そこで過去のヘビ年の傾向を調べてみたところ、ヘビ年は”ヘビー”な天候、暑さや寒さが極端な年が多く見られた。
今から4周前のヘビ年=1977年の冬の降雪量を見ると、日本海側が真っ青。これは、それだけ雪が多く降ったということを意味し『昭和52年豪雪』とも呼ばれたりした。
「仙台」でも、最大34センチの積雪を観測している。
また前回のヘビ年=2013年の冬の気温を見ると、全国的に真っ青。平年以上に寒気が強く「酸ケ湯」では日本記録となる566センチの積雪を観測した。
ただし、年がら年中寒いわけではなく、この年の夏になると、真っ赤で大猛暑。高知の「江川崎」では、当時の日本記録を破る41.1℃を観測している。
今年も、もしかしたらまた猛暑になるかもしれない。
というのも、温暖化が全く止まっていない。
日本全体を平均した気温の推移のグラフを見ると、地球温暖化の影響で朗かな右肩上がりとなっていて、特におととし・去年はこれまでのペースをはるかに上回る高温になっている。
去年は、過去一番気温の高い一年となった。
温暖化だけで夏の天候が決まるわけではないが、気温の上がりやすいベースはできてしまっているので、今年の夏も猛暑になるかもしれない。
今年も、天気予報は小まめにご確認を!