【「全国体力テスト」結果は?】宮城県は全学年で5年ぶりに「上昇」 「体力向上コーディネーター」の学校派遣が奏功か
小学5年生と中学2年生を対象に行われた「全国体力テスト」の結果が、発表された。
新型コロナの影響で体力の低下が心配されるなか、宮城県は全ての学年で5年ぶりに上昇した。
これは、毎年 小学5年と中学2年の男女を対象にスポーツ庁が行っているもので、握力や上体起こし、50メートル走など8種目の体力テストが実施された。
その結果、宮城県はいずれの学年の男女ともに去年の成績を上回った。
新型コロナの影響もあって体力低下が続いていたなか、前の年を上回るのは5年ぶりだ。
また、全国の各都道府県と比べると、中学2年生男子は去年の29位から15位に上がり、過去最高順位を更新した一方で、他の3つのカテゴリーでは全国で30番目以降に留まっている。
宮城県教育委員会は、今年から体育教師の経験がある体力向上コーディネーターを各学校に派遣して、学校の授業や取り組みをサポートしたことが体力向上につながったとみている。
一方、いまだ全国順位が低い現状に、家庭で取り組める課題を設定することや、体力向上コーディネーターによる取り組みを強化する考えだ。