藤井聡太七冠が母校をサプライズ訪問 小学生の時は「うっかり」? リクエストで校歌披露も!? 愛知・瀬戸市
愛知県瀬戸市の效範小学校。体育館に全校児童約500人が集まっていました。そのわけは・・・。
藤井聡太七冠からのビデオメッセージ:
「效範小学校のみなさんこんにちは。棋士の藤井聡太です」
実はここ、效範小学校は藤井聡太七冠の母校。
21日、将来の夢について考える特別授業が開かれていて後輩たちへメッセージが送られていたんです。
藤井七冠:
「今でも教室や体育館の雰囲気はよく覚えています。久しぶりに訪れてみたい気もします。よし!」
子どもたち:「よし?」
なんと、本人の藤井聡太七冠が登場!これには子どもたちは、おおはしゃぎ!
それもそのはず、子どもたちには藤井七冠の登場はナイショだったんです。
母校を訪れるのは卒業後、初めてとなる藤井七冠。
藤井七冠:
「10年ぶりにこちらにやってきました。私もこの效範小学校の体育館も含めていろいろな思い出がありますので、懐かしい気持ち」
こちらの学校では夢をもつ素晴らしさを感じてもらおうと母校の先輩、藤井七冠について調べてきた子どもたち。
その相手が今、目の前にやってきたのです!
藤井七冠:
「大志という言葉なんですけど、大きな志ということで、大きな夢に向かって頑張るという気持ちを込め書きました。みなさんも好きなことを見つけて、夢に向かって取り組んでいってもらえたらなと思います」
この日は子どもの頃から一緒に将棋を指してきた宮嶋健太四段(25)とともに登壇。
小学校時代の思い出について聞かれると・・・。
藤井七冠:
「忘れ物が多くて、うっかりな性格で。帰るとき上履きから履き替えるときにランドセルを置いたまま帰宅したことがあり、両親にびっくりされて」
それには思わず子どもたちから「やばいって」とツッコミが。
また校歌を覚えていますか?と聞かれると
藤井七冠:
「そうですね。歌う自信はないんですけど歌詞は覚えています」
子どもたちから「聞きた~い」とリクエストがあると・・・。
藤井七冠:
「『町をつらぬく瀬戸川の流れのきしにふりあおぐ』というのが、校歌の出だしだったと思います」
歌詞はバッチリ覚えていました。
授業の後半にはいままで勉強してきた将棋の腕前を見てもらえる時間も。
さらに質問コーナーでは。
児童:「将棋をしていて楽しいと思った瞬間は」
藤井七冠:「将棋というのは一局指すごとに必ず違う局面になる。一局ごとにそこで新しい出会いがあり、どうすればいいか考えているときが楽しい」
児童:「将棋をやめたいと思ったことは?」
藤井七冠:「将棋そのものをやめたいというのはなくて、負けることが続いたときはあった。そのときも気持ちを前向きにして続けていた」
間近で藤井七冠を見た児童は・・・
小6女子児童:
「テレビで見ているときは緊張しませんが、実際に見るとすごく緊張しました。4月に将棋をはじめて最初はルールが分からなかったんですが、意外と始めると奥が深くて楽しくて」
「夢はバスケットボール選手になることです。藤井聡太さんが夢に向かってしていたことを自分もやってみたいと思いました」
藤井七冠:
「子どもたちから想像以上に歓迎を頂いてすごく温かい気持ちになりました。6年生のみなさんが将棋を指すところが見られて、本当にみなさんが将棋を楽しんでくれていることがすごくうれしかったです。自分の好きなこと、興味のあることに対して追求していろんなことに関心をもっていってもらえたらと思いました」