「カフェイン量で体調の変化は」東北大学と共同開発するベンチャー企業が実証実験

これは東北大学などと共同開発を行うベンチャー企業・ストーリラインと県などが行ったもの。
カフェインの摂取量の違いで、睡眠や体調にどのような変化が出るか調べた。
今回の実験は働く人118人を対象に2週間かけて行われ、1週目は全てカフェインが入ったコーヒーを1日4杯摂取。
2週目は1日4杯のコーヒーのうち、半分をデカフェにするなどカフェイン摂取量を半分以下に減らした。
実験を行ったストーリーラインによると、結果は「睡眠の質が上がった」と感じる人が1週目より32パーセント増加。また、「カフェインを減らしても午後のデスクワークの集中力は低下することがなかった」などという結果が出たという。
<実験を行った ストーリーライン 岩井順子社長>
「少しのカフェインでもちょっと摂っていただくと効果が得られるのではないかと思いますので、体のリズムをつくるのに是非カフェインを意識していただくといいのかなと」
実験を行ったストーリーラインは世界で戦えるスタートアップ企業として、東北経済産業局と仙台市が支援している。デカフェコーヒーなどを製造するストーリーラインは今後、今回の実験結果を踏まえて各地のオフィスや飲食店に展開していく予定だという。