【4月に本格稼働へ】次世代放射光施設「ナノテラス」 国内同様の施設での研究成果を報告(仙台市)
4月に本格稼働する次世代放射光施設「ナノテラス」を有効に利用しようと、国内の同様の施設での研究成果の報告会が、仙台市で行われた。
「ナノテラス」は、10億分の1メートル=「ナノ」の単位で物質を分析することが可能で、新素材や新技術などの開発が期待されている。
国内ではすでに同様の施設が9か所稼働していて、21日はその研究成果が報告された。
兵庫県にある同様の放射光施設を利用した生活用品メーカーでは、冷凍マグロを解凍する際の組織変化の詳細な分析が可能になり美味しく解凍ができる電子レンジの開発に利用できることを報告した。
ナノテラスは、4月9日から本格稼働する予定で、150社余りの企業が施設の利用を検討しているという。