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「避難所では、いまだにカップラーメンを食べ 床で雑魚寝」石川県輪島市の支援にあたった保健師ら 宮城県庁で活動報告

2024年1月17日 20:45
「避難所では、いまだにカップラーメンを食べ 床で雑魚寝」石川県輪島市の支援にあたった保健師ら 宮城県庁で活動報告
能登半島地震」への宮城県内からの支援について、17日の動きをまとめた。

石川県輪島市の支援にあたった保健師らが、17日 宮城県庁で活動報告を行い「避難所では、被災者はいまだにカップラーメンを食べ床に雑魚寝している状態」などと話した。

また、宮城・東松島市では小学生が募金活動を始めた。

県庁で活動を報告したのは、16日までの9日間 石川県輪島市に派遣され、避難所で被災者の健康観察などにあたった保健師ら3人。

宮城県仙台保健福祉事務所・小川美穂総括技術次長「仮設トイレも、外のトイレに行くという状況。食糧支援の遅れで、お弁当などはなく未だにパンやカップラーメンなどの物資が届いている状況。避難所も、床に雑魚寝状態」

こちらが、その避難所の写真だ。

避難者の8割は高齢者で、集団生活の中でインフルエンザや新型コロナさらに胃腸炎などの流行も見られたという。

派遣された保健師 小川美穂さん「インフルエンザ等は手洗いが基本だが、(断水により)十分に手洗いが出来ない状況。集団の部屋で20~30人が雑魚寝なので、1人感染してしまうと一気に広がる」

また、17日は 避難所で被災者の心のケアなどにあたった県の災害派遣精神医療チームも、活動を報告した。

宮城県立精神医療センター・本間竜太看護師「避難所で眠れないとかご飯食べられないというお話があった時に、正常な反応なんだよ、被災にあった時に正常な反応で特別なものじゃないんだよと。宮城県から来た人間が言うところに言葉の重みがあると感じたので、今後も大きな災害あった時に東日本大震災を経験した宮城県が行くのは意味があるんじゃないか」

今回派遣された職員の一人は、被災地の自治体職員は不眠不休で働いていたが、倒れてしまっては復旧復興も遅れてしまうと話し、長期的な支援の必要性を訴えた。


小学生の募金呼びかけ「石川県への募金お願いします。宜しくお願いします」

休み時間を利用して、被災地への寄付を地域住民に呼び掛けたのは、東松島市大曲小学校の6年生。

地元のスーパーやドラッグストアに子どもたち手作りのポスターを貼り、住民に募金への協力を呼びかけている。

募金活動している小学生「東日本大震災の時に、石川県など今回被災された方々が支援をしてくれたので、今回は私たちが返せるようにと思っています」

募金活動は1月26日まで続け、日本赤十字社を通して被災地に寄付金を届ける。