<実刑判決>「店にナメクジが大量にいる」とSNS投稿 飲食店の業務妨害した罪に問われた男に”懲役1年”(仙台地裁)
「店にナメクジが大量にいる」などとSNSに投稿し、飲食店の業務を妨害した罪に問われている男の裁判で、仙台地裁は懲役1年の実刑判決を24日言い渡した。
起訴状などによると、仙台市内の飲食店の元従業員・圓谷晴臣被告(25)は、一昨年 自分の店には「ナメクジが大量にいる」などとSNS上に投稿。店を一時休業させたとして、偽計業務妨害などの罪に問われていた。
その後、この飲食店は閉店を余儀なくされた。
裁判で、圓谷被告は「業務妨害は認めるが、嘘の発言はしていない」と起訴内容を一部否認していた。
24日の判決公判で、仙台地裁の須田雄一裁判官は「店舗の衛生環境について、事実を誇張したのは明らか」と一部否認した内容を退けた上で「不満をもっていた店長に対し、復讐したもので犯行は悪質」などとして、圓谷被告に懲役1年の実刑判決を言い渡した。
被告側は、控訴しない方針だという。