「新生シリコンアイランド九州」の実現へ 九州・沖縄の地銀が連携協定《長崎》
半導体産業の一大拠点「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けて、16日、九州・沖縄の11の地方銀行が連携協定を結びました。
( 福岡銀行 五島 久頭取)
「新生シリコンアイランド九州実現への動きはまさに、地方銀行が(地域活性化に)役に立てる大きな機会だと考えている」
連携協定を結んだのは、十八親和銀行や福岡銀行など九州・沖縄の主要な11の地方銀行です。
九州では、台湾の大手半導体メーカー「TSMC」の熊本県への進出をきっかけに、半導体関連企業が集積する「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けた動きが加速。
九州における大規模な半導体への設備投資による経済波及効果は、2021年からの10年間でおよそ20兆円と推計されています。
今回の協定によって、銀行同士が協力し、半導体関連企業の進出などを資金面でサポートすることなどの狙いがあります。
福岡銀行の五島 久頭取は「普段はライバル同士の銀行が連携して九州・沖縄の経済全体のパイを大きくすることを目指す」と話しています。