なぜ長崎? 全国先駆け4月からマックのレジ袋有料化!一般廃棄物リサイクル率は全国29位《長崎》
日本マクドナルドは、今年4月から、県内の23店舗でプラスチック製のレジ袋を有料にすると発表しました。
全国に先駆け、なぜ長崎県で始まるのでしょうか。
コンビニ大手もプラスチック製のスプーンなどを有料化していて、脱プラスチックの動きが広がっています。
大手ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」。
現在、持ち帰り商品用として環境に配慮したバイオマス製の「プラスチックレジ袋」を無料で提供しています。
脱プラスチックを進めようと、今年4月3日からは、県内の23店舗で1枚につき5円を徴収すると発表。
全国に先駆け、長崎県でのみ、有料化が始まります。
(市民)
「匂いがついたら嫌。油がしみたりしそうなのでマイバッグには入れない。紙袋で持てる量じゃなかったら(袋代を)払うと思う」
(市民)
「持てるんだったら、ビニール袋をもらわないかもしれない」
(市民)
「その場で食べたい。レジ袋の理由だけではないが、それも含めてテイクアウトはあまりしない」
(市民)
「なぜ長崎からなのか?と感じるけれど、(スーパーなどの)レジ袋は全部有料化されているので、いつかそうなるとあった。自然の流れではないか」
日本マクドナルドは、2030年までに店舗やオフィスから出る温室効果ガスを、2018年の50.4%まで削減することを目標としています。
長崎県で先行する理由について、マクドナルドの担当者は「詳細は答えられない」としていますが、店舗の状況などを考慮した結果だということです。
今後、利用者の意見などを検証し、全国の店舗への拡大を検討するとしています。
(市民)
「環境問題とかあるので時代の流れとして仕方ない」
脱プラスチックの動きは、ほかにも。
コンビニ大手の「ファミリーマート」は、1月29日から全国の100店舗限定で、プラスチック製スプーンなどの有料化をスタート。
デザート用スプーンとストロー2種類が4円、スプーンとフォークが6円となっています。
長崎県の一般廃棄物のリサイクル率は、16.3パーセント。
全国平均19.9パーセントを下回り、都道府県別の順位は29位となっています。
県は「ほかの都道府県と比べ、紙ごみの分別が定着していないこと」や、市や町によって、ごみの分別方法が異なることも要因と考えています。
(市民)
「ゴミ分けがまだ徹底されていないのでは」
(市民)
「可燃性のものに変えていくのが私は助かる。分別しなくてもいいので」
(市民)
「そういう(リサイクルなどを)子どもとかに教えていくのが、大事だと思う」