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学生と企業が意見交換「インターンシップ」高まる重要性  “よりより良い人材” 見い出すために《長崎》

2024年2月20日 20:30
学生と企業が意見交換「インターンシップ」高まる重要性  “よりより良い人材” 見い出すために《長崎》

学生が就業体験を行うインターンシップについて企業と学生が意見交換するセミナーが20日、初めて長崎市で開かれました。

来年春の卒業生からはインターンシップの参加者を採用につなげることも可能になり、重要性が、より高まっているということです。

セミナーには、長崎市内を中心とした29の事業所が参加。九州大学、長崎大学などの現役大学生4人が、実際に参加したインターンシップの感想などを話しました。

(九州大学経済学部4年 本田 れみさん)
「社員が入るとその雰囲気も分かるし、オンラインはどこも大体やることは同じなので、どれだけ社員と近い距離でカジュアルに関われるかが大きい」

学生が企業で就業体験を行うインターンシップ。就職活動を行う上で企業と学生それぞれにとって重要性が高まっているといいます。

(長崎市産業雇用政策課 笹垣 匡史 係長)
「国も制度を見直してインターンシップそのものを採用につなげられるような評価になる。学生が参加して生の声を大事にしたいとセミナーを通じて、地元の企業に理解してもらえれば」

企業の採用選考に関してはこれまで、インターンシップで得た学生の情報は使用できませんでしたが、来年春に卒業する学生からは一定の基準を満たせば活用できるようになります。

就職に直接結びつけより良い人材を見い出すためにも、企業側はインターンシップの内容をより充実させ、プログラムを練り直すことが求められます。

(長崎大学工学部4年 塩見 優樹さん)
「インターンの成果によって採用につながるというのはポジティブなことだと思うが、学生にとってはプレッシャーに感じると思うので、一長一短」
(九州大学文学部3年 石川 凛乃さん)
「内容もそうだが、グループワークの後にフィードバックがあるかとか、座談会はちゃんと付いているかとか、その後のフォローがあるかとか、そういうところをついた上で、工夫するべきだと思った」

(参加した企業)
「インターンは5日以上と決めている。地元にはいいところがあるというところも含めて、一生懸命PRしていきたい」

「フィードバックがもらえるとうれしいと話していた当社は後日メールでお送りする形すぐに学生個人にメッセージを伝えられる方がいいのかなと思った」

セミナーでは学生が実際に参加しやすいインターンシップのプログラムを考え作成する取り組みも行われました。