「施設確保や人の確保に苦労」衆議院解散で "超短期決戦" 県内も選管や陣営が準備に追われる《長崎》
石破総理大臣は9日午後、衆議院を解散しました。
3年ぶりの衆議院選挙は、今月15日公示、27日投開票の日程で行われることが決まりました。
戦後2番目の "超短期決戦" となる今回の総選挙。各陣営も急ピッチで準備を進めています。
(衆議院議長)
「衆議院を解散する」
9日午後、解散した衆議院。
本会議に先立って行われた党首討論で、解散の “大義” について問われた石破総理は、「新たな内閣への信任を得た上で、様々な政策を進めるため」と話しました。
(石破首相)
「私どもの内閣がやろうとしていること、政権としてやろうとしていることに対して、信任を賜ることが今回の解散総選挙の意義」
総理就任からわずか8日での衆議院解散は、戦後最短です。
総選挙は今月15日に公示、27日には投開票が行われることが決定。解散から投開票までは18日間と、3年前の前回に次いで戦後2番目の短さです。
“超短期決戦” に、県内でも急ピッチで準備が進められています。
長崎市内の立候補予定者の事務所では…。
スタッフが支援者らに配るチラシを封筒に入れる作業などを行っていました。
この陣営では、今回の選挙の日程が報道された先月末から準備を加速。
掲示板に貼るポスターの制作や、事務所の体制づくりなどを進めていますが、担当者は「タイトな日程の中で間に合っていないことも多い」と話しました。
一方、候補者のポスターを貼る掲示板の設置作業も長崎市でスタート。
市選挙管理委員会の職員立ち会いのもと、市の委託を受けた業者がポスター掲示板を取り付けました。
市内では、去年の統一地方選挙と同じ748か所に設置する予定です。
また 期日前投票所は27か所、当日の投票所は154か所設ける予定で、これらの場所の調整も時間に追われながら進める必要があったといいます。
(長崎市選挙管理委員会 西原 政彦事務局長)
「公示日が15日と迫っているので、何とか13日までに(ポスター掲示板を)市内748か所に設置したい。かなり短期間で選挙が行われるので、施設の確保や人の確保に苦労したが、なんとか前回並みの投票所や期日前投票所も確保できた」