【衆議院選挙・長崎3区】県北に五島列島や東彼杵が加わる 補選の勢い残る熾烈な争い《長崎》
27日に投開票日を迎える衆議院選挙。
県内3つの選挙区の構図や、各候補者の戦いを伝えるシリーズ「長崎3区」です。
区割りの改定に伴い、佐世保市など県北を中心とした旧4区に、旧3区の五島市、新上五島町、そして東彼杵郡の3つの町が加わりました。
3区に立候補しているのは、届け出順にこの3人。
▼日本維新の会・新人の井上 翔一朗候補(41)
▼自民党・前職の金子 容三候補(41)
▼立憲民主党・元職の末次 精一候補(61)
離島振興や防衛政策、さまざまな課題を抱える選挙区は三つどもえの構図となっています。
■井上 翔一朗候補(維新・新)
演説のための「お立ち台」を自ら用意するのは日本維新の会の新人、井上 翔一朗候補。
(井上 翔一朗候補)
「わずか半年で、再び国政にチャレンジする機会をいただいた。政治とカネの問題、これが今回の選挙も引き続き 大きなテーマだと思う」
半年前の衆院長崎3区補欠選挙では…
(井上 翔一朗候補)
「政治改革の道は絶たれたわけではないので、次の来たる大きな選挙に関しても、しっかりと頑張っていきたい」
自民党派閥の裏金問題を受けて行われた 旧3区の補欠選挙に出馬しましたが、野党候補同士の一騎打ちに敗れ、涙をのみました。
次こそはとリベンジに燃える中、今回の選挙の公示5日前。
日本維新の会の馬場 伸幸代表が、激励に駆けつけました。
(日本維新の会 馬場 伸幸代表)
「我々の維新スピリッツをぜひこの長崎にも広げていきたいということで今度は3区でチャレンジするという熱い思いを持ってくれている」
(井上 翔一朗候補)
「長崎から日本の政治をただしたいという気持ちで日々活動を続けてきた。候補者自身が先頭に立って多くの人に見ていただいて判断していただく」
平戸市で学習塾を経営し、教育改革への思い入れが強い井上候補。
公約には、企業団体献金と政策活動費の廃止や、所得制限のない教育無償化などを掲げています。
選挙カーで街中を巡り、商業施設の前などで演説。
(井上 翔一朗候補)
「日本維新の会という選択肢をお示ししたい、その思いで立候補をしております。日本維新の会は、改革を実行する政党だ」
明治維新を推し進めた西郷 隆盛に自身を重ね、支持を呼びかけます。
(井上 翔一朗候補)
「西郷隆盛が成し遂げたのが明治の維新だが、私が成し遂げるのは令和の維新だ。皆様の声を聞きながらこのままではだめだ、新しくしなくてはだめだと。そういう思いうねりを、長崎から発信して変えていきたい」