大石知事「外部監査から指摘を受けた」おととし分の後援会 “収支報告書” 今月中に訂正へ《長崎》
大石知事は、自身の後援会の収支報告書について、外部監査から指摘を受けたとして今月中に訂正する考えを示しました。
24日の県議会一般質問で、自民党の田中愛国議員は、おととし分の知事の後援会の収支報告書について質問しました。
報告書では、県議会議員の後援会から286万円を借り入れていて、この返済とともに7万3000円あまりの利息も支出として記載されています。
田中議員は知事と議員の後援会同士で金銭の貸し借りがあるのは「政治倫理上問題があるのでは」と指摘しました。
大石知事は、政党支部から県議の後援会に寄付された資金が自身の後援会に対して貸し付けられたと説明。
「違法性はないことを確認している」としたものの、自主的に行った外部監査から訂正の指導を受けたことを明らかにしました。
(大石知事)
「監査人から個人献金を奨励する制度を節税の抜け穴、また有権者、納税者の理解を得られないと認知されている手法であるということを指摘されて、深く反省している」
指摘を受けて、知事の後援会は県議の後援会から利息分の返還を受けたほか、286万円は貸し付けから「寄付」に変更し、今月中に収支報告書の訂正を行うということです。