国内旅行費用は4万1000円過去最高の推計!コロナ5類移行後初の年末年始へ受け入れ準備進む長崎
新型コロナウイルスが「5類」に移行して初めて迎える年末年始を前に、観光地ナガサキでは「人を迎える準備」が進んでいます。旅行会社の調査によりますと、消費者がこの期間に国内旅行にかける費用が過去最高となる見込みです。
「本船の各種設備、関係書類等について点検、確認を行います」
長崎港で行われた安全総点検は、長崎運輸支局と長崎海上保安部が合同で行いました。長崎と五島を結ぶフェリー内では船長から安全管理体制について聞き取り調査を実施。
その後、消火栓や救命胴衣など安全設備の設置状況を点検したほか、緊急時の避難経路の確認などが行われました。
長崎運輸支局 阿曽薫支局長「非常時の連絡体制がちゃんとなされているかも書類でも確認した」
総点検は来月10日まで行われ、県内の旅客船やトラック、バスのあわせて21事業者に立ち入り点検を行う予定です。
一方、長崎市立山2丁目にある「ホテル長崎」には宿泊予約が殺到しているそうです。
ホテル長崎 今井義謙支配人「年末は29日、31日、1日、 2日はすでに満室になっている。 コロナ前と比べて同じくらい」
旅行会社JTBのアンケートなどを元にした予測では、12月23日~来年1月3日の旅行者はおよそ2858万人で前年度比で5%増えると推計。観光や帰省目的の国内旅行にかける費用も1人あたり4万1000円と、昨年度から4000円増えて過去最高になるとみられます。街の声は・・・。
佐賀県民「熊本の温泉とか行ってみたい。今年こそは。いつもよりちょっとだけ(贅沢して)。今まで行けなかった分(楽しみたい)」
長崎県民「大阪の実家に帰る」「楽しみ」
鹿児島県民「今だと帰省しても何も問題ないという感じなので、そういう意味では行きやすくなった。(お金は)いっぱい使っているなという気持ち。『旅行やったぁ』と言って(旅行支援)キャンペーンなどもやっていたので、お得に旅行へ行こうという流れで(決めた)」
コロナ禍が落ち着き、旅行意欲は高まっているようです。
ホテル長崎 今井義謙支配人「夜景は私どものホテルの自慢。 日頃より少しリッチな気分というか、自分たちに褒美をあげようという形で、若干、値段の方が上がっているのは確か」
ホテル長崎の今井支配人も旅行需要の回復を実感しています。
さらに、来年2月の「長崎ランタンフェスティバル」の皇帝パレードで、福山雅治さんが「皇帝役」を務めると発表されると・・・。
ホテル長崎 今井義謙支配人「福山さん(の皇帝役)の発表から、電話がたくさん鳴っていて(その 時期の)予約状況としてはもう埋まってきている」
コロナ禍以前の水準に戻りつつあるという長崎のホテル業界。
インバウンドも期待され、受け入れの準備が急ピッチで進められています。