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コーヒーショップが業態転換ベーグル専門店へ「首都圏などで評価を得て佐世保凱旋」の夢果たす《長崎》

2024年4月22日 6:45
コーヒーショップが業態転換ベーグル専門店へ「首都圏などで評価を得て佐世保凱旋」の夢果たす《長崎》

コロナ禍を乗り越え、誕生した「ベーグル」。

業態を転換し、佐世保に凱旋する形で地元での販売が始まりました。

小麦の優しい甘さが特徴のベーグル。もちもちとした食感で食べ応えがあります。

(冷川小粹アナウンサー)
「かなり歯ごたえがしっかりしている。小麦の香りがとてもいい。プレーンだが、まろやかでほのかな甘みがあっておいしい」

先月、佐世保市日野町にオープンした、ベーグルの専門店「HAPPY TRAILS COFFEE」。チーズやココアが入ったものなど、製造する7種類を販売します。

実はこの店、以前は名前の通り、コーヒーショップでした。

2011年に、アメリカ人のジル・パターソンさんが創業。地元の人たちに愛され、佐世保基地のアメリカ人も多く訪れる評判の店となりました。しかし、2020年、新型コロナウイルスの感染が拡大。

共同創業者の橋口 久さんは・・・。

(橋口 久 オーナー)
「コーヒーショップのイートインをやめて、ベーグルの製造販売だけに特化しようという業態転換を決めた」

商品名を「佐世保アメリカンベーグル」と命名し、業態転換に向けてクラウドファンディングを実施。首都圏など県外で販売し、評価を得た上で「佐世保に凱旋する」決意を表明しました。

この思いに対し、目標を上回る30万円以上の資金が寄せられました。

”必ず佐世保に戻ってくる” ことを誓い、おととし夏に店内を改装。イートインスペースだった場所もすべて 製造所にしました。

「佐世保アメリカンベーグル」が最初に挑んだのは、東京・神田。

期間限定の小さな店で、即完売となりました。

その後は、全国の百貨店の物産展に次々と参加。全国のファンを増やしていきました。

そして、先月 臨んだ「パンのフェス2024春 ㏌ 横浜赤レンガ」。15万人を超える客でにぎわう日本最大級のパンイベントです。参加店舗は70店ほどと限られますが、念願の出店が叶い、3日間で2000個を売り上げ、大成功を収めました。

さらに1週間後、佐世保の製造所に直売所を開き、凱旋を果たしました。

(冷川小粹アナウンサー)
「佐世保に戻ってきて店をオープンできたことは、うれしかったですか」