人気ゲーム「フォートナイト」軍艦島舞台のステージ 体験コーナーがグラバー園に登場!《長崎》
世界文化遺産への登録から10年の節目に、長崎市の軍艦島の保存・活用に向けた新たな取り組みです。
人気オンラインゲームの軍艦島を舞台にしたステージの体験コーナーが長崎市にお目見えしました。
(小林勇大アナウンサー)
「きょうからグラバー園に “フォートナイト” の軍艦島アーカイブを体験できるコーナーが設置されました」
世界で5億人以上のユーザー数を誇るオンラインゲーム「フォートナイト」。
敷地内の拠点を取り合う対戦などを楽しむゲームで、今年1月20日に新たに公開されたのが、長崎市の「端島」通称 “軍艦島” を舞台としたステージです。
長崎市は、資産の保全を支える企業のプロジェクトと連携。
ドローンや3Dスキャンのデータを活用し、立入禁止エリアを含め島内をくまなく再現しています。
12日は、長崎市のグラバー園の旧三菱第2ドックハウスに、このステージを体験できるコーナーが設置されました。
さらに、これまでは1人でプレーし島内を巡る機能に留まっていましたが、新たな機能の提供を発表。
友人と一緒にプレイできるようになったほか、島内の建物に姿を変えて隠れる「かくれんぼ」の機能などが加わりました。
また フォートナイトでは、ステージの利用者数などに応じて収益が還元される仕組みがあり、市は、端島の整備費用に活用する予定です。
軍艦島のステージは、今年1月20日の公開から12日間で5万円あまりの還元があったということです。
(長崎市 文化観光部 世界遺産室栗脇善朗室長)
「(軍艦島の補強工事をする)財源としてフォートナイト収益も活用していきたい。国内だけでなく、フォートナイトを使うことで海外にも(軍艦島の)ファンを増やしていきたい」
新機能の提供開始で、利用者の増加が見込まれることから、保全に向けた活用を期待しています。